ソウルリトリーバル:失われた“わたし”を迎えに行く旅
- Yuko Medcraft
- 5 時間前
- 読了時間: 4分

あなたの魂の一部が、どこかに置いてけぼりになっているとしたら?
長い間、私も
占星術やコンサルのセッションを重ねるなかで、ときどき感じることがあります。
「この人の魂の一部は、まだここにいてないな」「どっかいっとるな」と。
それは目に見えるものではないけれど、
その人のエネルギーというか、感情の動き方、信念、言葉の奥にある“気配”のようなものから感じ取れます。
魂の一部が、大きなショックやトラウマの場面に置き去りになっている。
あるいは、自分を守るために、そっとどこかへ避難してしまっている。
こうした魂の喪失は、実は誰にでも起こりうるもので、
それを探しに行くプロセスが「ソウルリトリーバル(魂の呼び戻し)」です。
ソウルリトリーバルとは?
ソウルリトリーバルとは、喪失した“魂の断片”を取り戻すシャーマニックなヒーリング手法です。
魂がどっかいってしまうことを「ソウルロス」とかもいいます。
これはスピリチュアルな考え方であると同時に、心と身体の深層に働きかける感覚的な現象でもあります。でも魂がどっかいってしまうとき、エネルギーは
バランスボールに穴が少し空いたような感じにもなります
魂がかけるのは、以下のようなときです:
事故や突然のショック体験
幼少期の心の傷、いじめや虐待
愛する人との別れや裏切り
自分を否定し続けてきた長い時間
過酷な状況で生き抜くために「感じないこと」を選んだとき
こうした体験の中で、魂の一部が自分のもとを離れ、どこかに置き去りになってしまうのです。
で、ソウルロス状態でまた何かのタイミングでショックなことが起こると
またそれを繰り返し、自分では力が出せなくなってしまうようになったり
鬱っぽい時間が長くなっていき、
水に濡れたアンパンマンのようになってしまう感じです。
シャーマンと呼ばれる人たちは昔からその失われた魂の断片を、スピリットの世界(非日常の意識領域)へと旅して探し出し、持ち帰って、依頼者のもとに統合します。
ソウルリトリーバルで起こること
セッションを通じて魂のかけらが戻ってくると、変化はとても静かに、でも確実に起こりはじめます。
エネルギーの質が変わる
感情が自然に流れ出す
「あ、戻ってきた」としか言いようのない感覚がある
どこかで止まっていた時間が、ふたたび動き出す感じ
置き去りになっていた部分に気づく感覚
ある方はセッション後に深く眠り、夢の中で小さな自分と再会したと言います。
またある方は、ずっと感じられなかった喜びや怒りの感情が、自然に湧いてきたと話してくれました。
長い間離れ離れだった部分が戻り、「いわゆる、わたし」が、ようやく帰ってきたような体験です。でもわかりやすい感覚はほとんどの人は感じられないのですが、
時間が経つにつれ、あれ?もう平気かも?というふうになります
どんな人におすすめ?
ソウルリトリーバルは、こんな方におすすめです:
感情が平坦で、生きている実感が持てないと感じる
何をしても「自分じゃない感覚」がある
過去の傷や出来事が、いまだに人生を支配しているように思える
何度も似たような人間関係のパターンを繰り返してしまう
自分の“芯”がわからなくなっている気がする
魂のかけらを取り戻すということは、自分の力を取り戻すことでもあります。
忘れていた感情、閉じ込めたままの願い、途切れてしまった自分とのつながり。
それらが静かに、でも確かに自分に戻るプロセス。
ソウルリトリーバルは、何かを「足す」ためのヒーリングではなく、
自分の中にあった“魂の光”を、もう一度思い出すためのものです。
私たちの魂は、分かれてしまうことがあっても、完全に失われることはなくて
いつか、戻るタイミングを待っているのです。
コメント