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執筆者の写真Yuko Medcraft

Nature の意味




南半球、特に私達の住むNorthern New South Wales という

オーストラリア、北ニューサウスウェールズ州は冬の美しさが格別である。


今日の気温は最高23度最低13度。

空気は澄んでいて空は青くて高い。


サーファーにとっては素晴らしいコンディションの波が

ヒットする楽しい時期でもある。


昨日の夜中、訳あって救急病院の患者になったのだが

(今は全く大丈夫)

今日朝に血液検査のために

病院に戻ってこいと言われていたが、

そっちのけで海に向かってしまった(笑


海の水は暖かく、

緑はこくて空も高く、光も強いので、

眩しくて気持ち良い。イルカがジャンプして沖では

鯨の潮を吹く姿がちらほら。




私達の住むエリアは最近開発が甚だしく、

心痛む事も多いが、

やっぱりまだまだ自然だらけで

美しい自然の中で遊ばせてもらっていると

至福で、極上の感覚がする。



自然の一部として人は生きている事を

本当に忘れていないだろうか?

自然のスケールに触れて

自分自身がちっぽけに感じるとよく言われるが

まさに私はこの季節

毎日そう感じざるを得ない。


そのくらい美しくて、

自然に感動してしまって(笑



昨日、下の子を遊ばせるのに

ある公園に連れて行った。





遊具がリサイクルの木材だけで作られた公園。

森の中にひっそりとあって大した遊具が

無いのに、子供達がクリエイティブに遊べる工夫がしてある。

そうやって

「誰かが想って作り上げ形になったアイデア」

「それを採用したカウンシル(市の職員)」

という事を考えて、当たり前のことだとは思うのだけど

なぜか感動した。


自然の中で生かされて生きている人間が

もっと幸せになるには

その生態系をリスペクトする必要があると思う。


特に

今の日本は、都心部に住み、栄養のない

ビニールに包まれた野菜や果物を「安く」買うのが

当たり前になってしまっている。

子供に袋に入ったお菓子を買い与えるのが「普通」。

腐らないコンビニの保存食を日常的に食べるのも「普通」。

どこでも電波が繋がるのも当たり前。

フィルターを通さないと飲めない水。

ペットボトルに入ってないと飲めない水。

ほぼ全ての食品に添加物が入っている。


これ全部が私たちの健康に害することに直結しているけれど

大して問題視されない。


私は

岡山県の山深い場所に祖母が住んでいて、

幼い頃からなんども休みの度にそこで時間を過ごした。




そこには何もない田舎で、子供の時は洗脳されていたから、

田舎はつまらないと思っていたけど、

今は祖母の岡山に行く事を毎回楽しみにしている。もはや、あんな素晴らしい環境を体験できたことが宝だと思ってる。


手作りの野菜と米、桃農家からもらう「クズのもも」や

庭になるいちぢくと柿を食べて育った。

祖母が作った豆腐や味噌、ぬか漬けや漬物を当たり前に食べて育った。


そして今

オーストラリアに嫁いで出産し、子育てし、

自然の豊かな場所に住み、

毎日を過ごしていると、いろんな祖母がやっていた事

に思いを巡らせる。


毎年暖炉がうちの暖房器具なのだが、

薪を集めたり、買ってきたりして、

火を興して家をあっためる。

ボタン一つであっためるのではない。

やった事のない私は、最初は「あり得ない!、めんどくせえ!」と思った。

それから6年経って、今、夕方に火を起こすのを楽しみにしている。




私が幼かった頃、祖母のお家のお風呂は薪で沸かした風呂だった。それを祖母は毎日沸かしていた。


手作りの豆腐も味噌も、毎日薪で沸かした風呂もあの時、素晴らしい環境を体験していたんだと思うと心が震える。



利便性を追いかけて、

すっかり現代の人間は遠くまで来てしまっている。


占星術を研究し、自然界のエネルギーについて考えれば

考えるほど、自然界の一部として

共存して、リスペクトしていく必要があるとしか言えない。


そう思うと、

単に自分の事だけを考えたあり方はどうもうまくいかない。


私はその人の生まれた時の星の配置、出生図からその人の人生を

読み解くが、それがその人の自然界であり、

その出生図とは

違うあり方をしている人は何もうまく行ってないというのを

目の当たりにして来た。


まさしく人間と自然もそうであり、

私自身も元々の「NATURE」に乗っ取った生き方を

することが

この世に生まれて来ている「意味」があるのだと思う。


その事を多くの人にどうやって伝えていけば良いのだろうか、という事を

激しく模索中である。






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