店から食料が消えた日

(この写真は素材からで、実際現地の写真ではありません
この1週間の事なんだけど。
新月前の
冥王星山羊座27度月と重なる日、大雨が連日降り続き
私の住んでいる地域がいきなり大きな災害地域となった。
膝上まで浸水したところも何箇所もあり、
一番ひどいのは
街がすっぽり浸水してしまったというリズモアというところ。
しかも、久しぶりにこないだ何回か行った街で、
久しぶりに行ったので、ちょっとぶらっとしてみようと
街中を歩き、少しショッピングをしてみたところだった。
だから余計衝撃が走ったのだけど、
旦那がちょうど先週まちの大きい通りの一角にあるビルに
シェアオフィスを借りたところだった。
それでパソコンとプリンターを持っていくのを手伝ったついでに
ランチをしてぶらついて帰ってきたところ。
その辺り一帯は2階のところまで浸水してしまった。
街は壊滅状態で
街中のオフィスやお店街はともかく、
その周りを囲む家も浸水し、人々は救助を屋根の上で夜中待っていたような状態だった
次の日も止まず、
その次の日に雨が止み、水が街中から抜けた様子を動画で見ると
泣けた。旦那はオフィスに持って行ったものを
取りに行った際、撮った動画は
廃墟でしかなく、津波の後と全く同じ映像でしかなかった。
その次の日、
私たちの隣町バリナは川沿いにいろんなお店やオフィスがあるが、
その川が満潮時に氾濫して、
膝下までまさかの浸水。晴れているのに、どんどん水位が溢れていった。
水があちこちに溢れ、車は通行止、また多くの避難している人達で
溢れていた。その煽りを受け、私たちの街は
多くの人が行き交い、
みんな食料を買い始めたし、そして、何より
洪水の影響で、
主要な道路、交通網が遮断されてしまったため、
食料とガソリンが街から消えてしまった。
シドニーからの主要道路が通行止めになり、北からの道路も通行止めとなり、
私たちの地域が孤立した状態になって、
スーパーから新鮮な食料が一気になくなった。
学校はその影響で1週間休み。wifiは遅くなり、電話も通じなく、
もちろん洪水の被害にあった街は電気も、綺麗な水もなくなった。
しかしながら
幸い私達の住んでいる地域は、
影響を受けていないので、wifiが遅いくらいで
私の家は全く問題はない。
地震は起きたら
わかりやすく、災害と認識できた。
でも洪水は実際その被害が徐々に来る。もしかしたら
大丈夫かも、と呑気に構えていたらあっという間に大丈夫ではなくなるのだ。
まさかそんな大雨が予想されていても
信じていなかった人もたくさんいただろうと思う。
私もあまり考えてもなかった。
だから
災害はいきなりやってきたように感じる。
そしてその影響でいきなり食べ物が買えなくなった。
そして地域一体はあまりwifiが使えない。
だからカードでものが買えなくなり、現金だけというとこもある。
コロナ後の新しくなった世界は災害に弱いということがわかった。
通信網がインターネットに頼っていても動かなければ意味がない。
お金も銀行持っていても使えなかったら意味がないのだ。
スーパーはカードはしばらく使えるところがなかった。
スーパーから食べ物が消えた理由は、
主要な道路が洪水により通行止め、高速道路が南から、北から遮断されて
食料が届かないということ。
すぐスーパーで何か買えることも
ある日、当たり前でなくなるのだ。
私たちの世代はほぼほぼスーパーマーケットという
巨大商店に人生を作られてきたといっても過言ではない。
でもその時代が変わろうとしている
自給自足という事はこれからまた「安心」を得るために
必要になってきた。