マナランゲナおじさん

引き寄せの法則の話も
飽きるほどしてきたが
まだまだ私は飽きることはない。
実はこの半年、私の旦那は州からの「建設業者許可」を取るため、
ずーっと書類を提出したり、ずーっとそれにかかりっきりだった。
何度書類を出してもなぜか弾かれる。
何度書類を出しても
返却される。
それが5ヶ月ほど続いた。
その度、ハゲがまた進んどるな、と思って見ていたのだが、
日本のように
許可というのは簡単でない場合が多く、
建設業者許可は取れるまでどうやら結構苦労するのが
普通のようだ。
しかしながら、ここ1年以上の旦那は
何においても冥王星の影響を受け、ボロボロだった。
もうこの人はいい人に戻れないんじゃないかというくらい
追い詰められて
ストレスだらけで
何を私が言おうとも聞く耳なんてどこにもなく、
もう終わりだな、と思うことも多々あった。
覚悟というと大げさかもしれないが、
私がとある喧嘩勃発後、「決意」をしたことがあった。
それまでは旦那に振り回されているような感じがして
流石の私も
自分を失いかけることが度々あった。
それからの「決意」。
それは
彼がどうであろうと
「私はこうだからこうなのだ」と決めたことだった。
彼がどういう選択があろうとも、私はこうである、私はこうするのだ。
と心に杭を立てて決意した。
私の心は強く芯が際立ったような気がする。

そこからは大きく物事が変わっていった。
旦那はとある師匠とコンタクトを取り始め
そこで目が覚めたらしく
それからまた「いい人」の旦那へ戻ってきた。
本来のあるべき姿に戻った旦那は
ある影を見た。
その影は彼の先祖、「マナランゲナ」というアボリジニーの祖先で、
マナランゲナおじさんは
旦那の人生のターニングポイントにはよく出演してくる。
実は私がわかるところとしては、
旦那の波動が高くなれば、マナランゲナおじさんは出現するのだ。
以前マナランゲナおじさんは
旦那のお父さんがニュージーランドから来た際に出現し、
その時夜中に、まだ当時1歳だった息子のベビーベッドのそばで
「海印、大丈夫だぞ、お前は大丈夫だ」と
語っていたのを旦那は目が覚めてみたらしい(その時私はイビキをかいていた)
その後、私の妊娠が発覚し、海印には弟ができた。
それから
端々でたまにマナランゲナおじさんの影を確認していたが、
ここ1年ほど、旦那がストレス満載の時には
ほぼ姿を現さなかったようだ。
旦那が師匠とコンタクトを取ったあと、
また良い人に戻った彼は
マナランゲナおじさんが近くにいるのを感じたらしく
そうするとともに
どうせダメだろうとまた、弾かれると思っていた「建築業者許可」の免許も
いきなり通って、晴れて免許を取得した。
それだけでなく、その日に
設計の図面を書くという事を以前からやれるようになればいいなあと思っていて
そのコースが職業訓練校(TAFEというのだが)で受けれるという事で